2018年5月7日月曜日

高い?割安?な宇宙旅行費用の話と中国のモバイル端末市場の将来性にやや暗雲な話

1泊料金は8500万円、宇宙初の高級ホテル
なんていうブルームバーグらしからぬニュース見出し。

宇宙旅行を計画中のヒューストンに拠点を持つオリオン・スパンが発表したのは以下。

 12日間の滞在にかかる1人当たりの最低料金は950万ドル(約10億円)で、1泊当たり約79万1666ドル(約8500万円)。バンガー氏によると、オーロラ・ステーションの室内容積はプライベートジェット機「ガルフストリームG550」とほぼ同じとなる見通し。オーロラ・ステーションには乗客最大4人と乗組員2人が搭乗できる。オリオン・スパンは全額払い戻し可能な8万ドルの前金の支払いを義務付けており、5日に受け付けを開始した。

  オリオン・スパンはまだ、ステーション建設のための最初のフライトおよび乗客を乗せるフライトについても、打ち上げ業社と契約していない。
  オーロラ・ステーションの乗客は打ち上げ前、「基本的な宇宙飛行、軌道の仕組み、宇宙の与圧環境」を理解するためのオンラインコースを皮切りに、3カ月の訓練を受ける。また、宇宙船システムでの演習や、ヒューストンの施設での危機対策訓練も義務付けられる。

1泊8500万とはいえ、最低料金は10億円とあるように、打ち上げ前に訓練が必要みたいだし、あたりまえか。その辺も込みの10億円と思ったほうがいい。気になるのは、基本的な宇宙飛行、軌道の仕組み、宇宙の与圧環境」を理解するためのオンラインコース、ってオンライン教育で良いのか?



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調査会社Canalysが今日発表したレポートによると、2018年第一四半期のスマホ出荷台数は前年同期に比べ21%減だった。」

10億超もの人口を抱える中国では多くの人がスマホに飛びつき、スマホ市場はしばらく右肩上がりで、これにより中国国内のOEMメーカーの業績は目覚ましいものだった。しかしそのスマホ市場は2017年に飽和点に達し、初めて成長が止まった。そして今年の第一四半期では、状況はさらに悪化している。

四半期の全モバイル端末の出荷台数としては2013年10~12月期以来初めて1億台を下回ったとしている。
Gionee、Meizu、Samsungの出荷台数はそれぞれ2017年第一四半期の半分以下に落ち込み、スマホメーカー10社のうち8社が年間を通しての出荷減となる、と分析している。
大変な事態となった。

そうした中で、1000億ドル規模のIPOが予想されているXiaomiだけが数字を伸ばした。出荷台数は37%増え、1200万台を達成した。これにより、Appleを追い越してシェア第4位になっている。ただ、Xiaomiの数字は、ハイエンドモデルに比べて利益の少ない150ドルのRedmiによるところが大きい。
中国のスマホ市場はHuwei、Oppo、Vivoの3メーカーが引っ張ってきた。信じられないことだが、この3メーカーとXiaomiで市場の73%を占めている。Canalysは「こうした状況は中国の消費者やスマホ愛用者にとっては好ましいものではない」と指摘している。
「競争が激しさを増す中で、どのメーカーも他社のスマホの機能やマーケティング戦略を真似せざるを得なくなっている」とアナリストのMo Jia氏はレポートの中で述べている。「Huwei、Oppo、Vivo、Xiaomiは縮小するマーケットと戦わなければならない。一方で、今後メーカーの淘汰が進み、これは4大メーカーにとってプラス材料となる。この4メーカーは中小メーカーより長く生き残れるだろう」と分析する。

もしかすると、間もなく明るい兆しが見えるかもしれない。Canalysは、Oppo、Vivo、Huweiの3社が次々に旗艦モデルを投入する第二四半期は成長を見込んでいる。しかしながら、現在、米国の消費者はキャリアが望むほどには頻繁にスマホをアップグレードしない。すでにブームを経験した中国のスマホ市場は、米国とまさしく同じ問題を抱えることになる。

かなり過当競争な状態ですからね。いくら中国の人口が10億を軽く越えていても、限度はあります。仕事上気になるのは、中国は急速に電脳社会化が進んでいます。その辺を当て込んで中国の半導体製造が2020年に向かって確実に大きく成長していきます。ただ、上記のように、いつまでもモバイル端末市場は右肩上がり成長を続けないことを、意外と早く示しましたね。

中国のモバイルメーカーはアメリカや欧州など中国国外の市場開拓をちからをいれていますが、昨今、アメリカ市場では政府が言い出す形で、中国のモバイル機器をあめりか国内から締め出す動きがあります。

中国国内の需要の伸びが小さくなると、アメリカの中国モバイル締め出しは揉める種になりますね。
自分は、スマホもタブレットも中華(華為)ですが、そのコスパ(性能も含め)の恩恵はいつまで受けられるだろう、というあたりが不安になってきます。あと、日本のメーカーの衰退も見てきていますが、製品のアフターケアなどのサービスが尻すぼみにならないことを祈ります。

出荷伸び率がマイナス成長になっていますが、出荷額はまだまだすごいです。

さて、そんなニュースの一方で、
「2018年に中国のスマホ使用時間はテレビを超える」

レポートによると、今年中国の平均的成人は1日あたり2時間39分モバイル機器を利用すると予想されている。これは2017年より11.1%多い。一方テレビの視聴時間は2%減の2時間32分だ。
デジタルビデオサービスの成長がこの変化の「主要な促進力」だとeMarketerは言う。同社は成人の1日あたりのオンラインビデオ利用時間は前年より26%増えて58分になると予測している。また2020年には中国の成人は自由時間の1/3をビデオ視聴に費やすとも予測している。

ただねー、中国の人はよくテレビを見ていますよ。スマホにかじりついている人は若い人だけかなースマホでテレビでやっているようなドラマを回りの迷惑を顧みず、空港のロビーで大音量で見てますね。
通信料がそんなに安くないはずなので、テレビから離れることは少し考えにくいです。
また、調査の仕方もあると思うのですが、スマホを見ている時間は少ないとしても、スマホが生活に密接につながっているので、この調査の利用時間は何をもって利用時間としているかが重要ですね。
中国の人はスマホの使用時間が少なくても手放せない人が多いです。支払いとか一瞬だし。













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