2017年7月30日日曜日

日本は慢心してないか

上海の地下鉄で、車両丸ごと語学学校のものらしい広告で埋められているのを見ました。
日本語の夏期講習はもちろん、日本留学の案内もありました。
日本に住んでいると、とかく近隣国へのディスりや、あからさまな嫌悪感をあおる風潮が目立ちます。アジアの中での孤立主義という風に見えますし、過去の大戦で日本が行っって来たことに目をふさいでいる、現実の歴史を直視できない風潮を悲しく思います。
 
しかし、中国でそういう場面は多くありません。
むしろ、下のように日本に誘う広告も少なくありません。
上海という土地柄もあるのかもしれませんし、自分が中国人の本音を良く知らないだけかもしれませんが、日本を訪れる中国人観光客は近年やや頭打ち傾向はあるものの年々増加していることは事実です。
国同士ももちろん、人同士の関係においてさえ、お互いのリスペクトが一番大事なことです。
中国には日本製品に限らず海外製品のコピーが多いですが、技術後進国はそうすることが当たり前で恥じることではないでしょう。それだけ日本製品に対する憧れが少なくないことの証左だと思います。これは、リスペクトに通じる想いだろうとおもいます。
習字や模写は技術習得の基本です。日本人も他人のことをとやかく言える身分ではありません。
 
つらつら考えていくうちに、日本には過去大戦時に近隣国に対して抱いていた感情が変わらないまま残っているように思えてきて、恐ろしくなりました。
  









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