2016年12月20日火曜日

売られゆく米国債

朝から暖かいです。
今朝の熊本の気温は10℃以上あったように思います。
(アメダス情報によれば、熊本市の7時の気温が10.5℃)
帰宅時も13~4℃ありました。
今日の最高気温が17.2℃だったそうです。
この陽気は木曜まで続く予想になってます。

さて、世界の国々の中で最もアメリカ債券を持っている国は中国でした。
その中国は今年になって債券売りに転じ、順位を落とし2位になったとニュースがありました。
1位に返り咲いたのは日本。
ただ日本も2015年以降はアメリカ債券を売っていたようです。
どちらも1兆ドルを超えるアメリカ債券を持っています。
アメリカ国債の海外保有比率の中で、中国と日本が占める割合はそれぞれ15~20%になるとか。(あわせて30~40%)
売っているとはいえ、まだまだ持ってますねえ。

こんだけ「売られた」と騒いでいるくらいだから、さぞかし金利は上がっているのだろう、とチャートを確認。

1年間のアメリカ国債10年物の金利チャート。

たしかに。
今年の秋以降、ぐいぐい騰がってます。
FRBによる利上げの話も影響があったのでしょうか。
国債金利が上がったので、政策金利を上げざるを得なかった、のかも知れません。
ただ、先日も書いたようにアメリカはこの7年間くらい政策金利をゼロ金利にしてました。
下に5年間のチャートを載せますが、その間にも国債金利は上げ下げしています。
あまり国債金利は関係ないのかもしれません。



5年間のアメリカ国債10年物の金利チャート。

5年間の金利の推移を見ると、2014年半ばの水準にようやく戻した、と言えそうです。
2012年とか2013年に何があったのか、調べてみたら、2010年にギリシャに端を発した欧州債務危機がスペインに飛び火した年が2012年でした。

先日ダウのチャートを載せましたが、アメリカの株式はここ10年(2008年のリーマンショック以降)、ほぼ一本調子で上昇しています。

たしかに、この数年の間に何度かアメリカに行きましたが、日本と同じくゼロ金利であるものの、景気が悪い、暗い、と言うイメージはありませんでした。
技術的(というかIT関連が多いけど、イーロン・マスクみたいな人もいるし)なイノベーションも盛んだし、それにあわせて起業も盛んです。
若い経営者がアメリカだけでなく、世界を相手の商売に立ち向かっています。

こういうところはアメリカの素晴らしい点だと思います。

















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