2016年9月16日金曜日

国東半島を巡る旅(2016夏) その4

昨年夏、戦跡および磨崖仏めぐりに国東へ行きました。
今年、「ふっこう割」という便利なものがありましてね、また国東半島に行ってきました。

ふっこう割を使って宿泊したのは香々地の「梅乃屋」さん。
宿泊客は少なかったようです。


(2016.7.31 梅乃屋朝食の間 by α6000 E 16-50mm 16mm F 4.0 ISO800 1/160)
朝ごはんは広い座敷の隅っこに用意されていました。


(2016.7.31 梅乃屋朝食 by α6000 E 16-50mm 16mm F 4.0 ISO1000 1/160)
朝ごはんのメニューとしては標準的です。
アサリ汁のボリュームに驚きましたが、まあまあおいしかったです。
ただ残念なのは、味付け海苔が■かったようです。●を×いてました。
あんまりお客さんが来ないのかなあ。。。。
それ以外はまあまあです。


まったりした朝食を終え、荷造りをして清算を済ませて、二日目の目的地に向かってスタートです。
オドメーターが12340kmという並びになってました。
ちなみに昨日朝のスタート時は12102kmでしたので、昨日の走行距離は238kmでした。


(2016.7.31 道の駅くにみ by α6000 E 16-50mm 50mm F 11 ISO100 1/160)
国東半島の海岸沿いにぐるっと回っている国道213号を時計回りに走りました。
半島を時計に見立てると、3時のところにあるのが国東市(旧国東町)の中心地。
さらにその先に進むと左手に道の駅くにさきがあったので休憩。


(2016.7.31 道の駅くにみ裏公園にて by α6000 E 16-50mm 16mm F 4.5 ISO100 1/80)
ジュースを買いました。さっぱりした酸味が爽やかです。


(2016.7.31 道の駅くにみ裏公園にて by α6000 E 16-50mm 50mm F 10 ISO100 1/125)
道の駅の駐車場から歩いて2~3分で砂浜に出ました。絶好の海水浴ポイントだと思うのですが、まったく人の気なし。
ジェットの音がして見上げると飛行機が低いところを飛んでいます。
もう少し南に行くと大分空港が近いのです。


(2016.7.31 杵築城址案内板 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/200)
大分空港を左手に見つつR213を進むと川べりに建つ城が見えてきます。
杵築城址です。
城址、といっても模擬天守です。



(2016.7.31 杵築城址模擬天主 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/160)
ただ、立地が素晴らしく天然の要害と言っていいでしょう。南側は杵築市街を流れる八坂川が城の下を流れ天然の堀となっており、北も今は埋め立てられているものの高山川が掘になっていたと考えられます。東側は別府湾。

その川に挟まれた西側の陸地沿いに侵攻するしかありませんが、城が小高い台地の上にあるため、攻め口が狭く限られていて、攻めにくく守りやすい地形です。

豊後を大友氏が支配している時は、木付氏の領地でした。
杵築は昔、「木付」だったのです。
豊薩戦役の際、名将新納忠元率いる島津軍の攻撃を受けましたがこれを退けています。当時の城主は、木付鎮直。

それから十四年後、中央では関が原の合戦が行われていた頃に大友のバカ息子、義統(吉統)が豊後で再起を図った際に、家臣に命じて木付城を攻撃させますが、守るのは細川家にこの人ありと言われた松井康之。攻め手の将は吉弘統幸。
地の利は守備側にあり、攻め手の人数も100人あまりと寡勢であり、大友側はあえなく敗北。
(石垣原の戦いの前哨戦)



(2016.7.31 浅井長政次男万菊丸着用具足と伝わるもの by α6000 E 16-50mm 16mm F 3.5 ISO2000 1/160)
模擬天守の中は展示室になっています。
まさか、な展示がありました。(天守内は写真撮影OKです)
上は浅井長政の次男が着用した具足。
長政とお市の次男、万菊丸は長じて細川家の家臣となり木付に移り、その子孫はその後杵築の領主となった松平家に仕えたそうです。その子孫が伝えたものが上の具足、と言うわけ。



(2016.7.31 石田正澄兜 by α6000 E 16-50mm 16mm F 3.5 ISO3200 1/160)
こちらは関が原の英雄、石田治部の兄、正澄着用の兜だそうです。
由来は、長くなるので割愛。
関が原後の佐和山攻めで功のあった宮部家に代々伝わったものだそうです。
具足も兜も、どちらもたまたまではあるでしょうが「近江」関連というのはなかなか興味深いです。


(2016.7.31 杵築城模擬天主西側眺望 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/200)
天守の最上階の展望台から陸地側(西側)を眺めたもの。川は八坂川。



(2016.7.31 杵築城模擬天主東側眺望 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/200)
天守の最上階の展望台から陸地側(東側)を眺めたもの。八坂川河口の向こうは別府湾。


(2016.7.31 守江湾干潟 by α6000 E 16-50mm 50mm F 11 ISO100 1/400)
河口の干潟が美しいです。
カブトガニやアオギスといった希少種が生息する美しい干潟であると、ウィキ先生が言ってました。

さっき、別府湾と書いたのですが、正確には守江湾と言うそうです。
海の向こうに見えるのは恐らく佐賀関半島とその先にある高島ではないかと思われます。




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