2016年12月31日土曜日

合言葉は「希望」(Hope)です。

いよいよ大晦日。


すいているだろうと思って、映画「ローグワン」を観に行きました。
席を予約した際には、数人くらいだったのに、実際行って見ると2~30人くらいはいました。
簡単に感想を言えば、「すごく良かった。」

スターウォーズの時間軸で言えば、(最初に公開された)エピソード4の直前を扱っています。
フォースやジェダイはほとんど出てこず、伝説のおとぎ話的な存在になってますし、SWの主要なキャラクターはほとんど活躍しません。最終場面でダース・ベイダーが出てくるくらい。
SWの本編を知らなくても、少しは楽しめるんじゃないでしょうかね。ただ初っ端の短い時間(イントロダクションで)は惑星の名前とか組織とかが多数出てきて把握するのがなかなか厳しい気もします。
これはSWを知っていても、初めて知る名前が多いので厳しいでしょう。
自分はアクションやSF映画は字幕で見ると字を追うだけになるのが嫌なので、今回も吹き替えで見ましたが、それでもなかなか展開を追いながら消化するのが大変でした。(名前なんてどうでもいいのですが)
短い時間にいろいろ詰め込みすぎな印象でしたが、後半に出てくる主人公の肉親との邂逅あたりから、主人公が評議会で意を決した思いを述べるあたりでこみ上げるものがありました。
このあたりが自分にとってはベストシーンだったように思います。
本編、公開初めのエピソード4を見ていれば、彼らの結末は分かっているのです。
結末が分かっていても心を動かされるドラマと言うのが、あるものなんですね。

できれば、事前にエピソード4を見て、映画館には早めに行って、けっこう厚めのパンフを買ってあらかた眼を通してから映画を見ることをお勧めします。
同盟軍のモン・モスマとか、敵方のターキン総督が出てきたときには思わず声が出そうになりました。。。
レイア姫も最後の最後に出てきます。あんな激しい戦場から逃げてきたのに、ep4で外交なんちゃらってベイダー卿に言い訳してましたが、そりゃ言い訳にならんがなーって、すげえ時差突っ込みしてたのは自分だけでしょうか・・・

先日亡くなった、オリジナル・レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんのご冥福をお祈りします。


この映画を見て、政治的な感想もちょっとあったんですが、まあそれは別な機会に。

2016年12月28日水曜日

仕事納め

昨日が仕事納めでした。

今週、週明け早々は雨でしたが気温は高くて暖かかったのですが、昨日の夜あたりから冷たい空気が入ってきました。今朝はとても良い天気だったので、放射冷却効果もあったんでしょう。

今朝一番の驚きはSWのレイア姫役のキャリー・フィッシャーさんが亡くなったニュース。


アメリカABCのサイトより。


こちらはCNN Internationalのサイトより

日本の首相(CNN USではJapanese PM、とある)が真珠湾に行った話はかすんでしまった(苦笑
もちろん、日本の御用報道機関は


トップ扱いですがな。「欧米メディアは詩的で感動的な演説」と絶賛。
あほちゃうか。


ちなみに、GoogleNewsでもTOP!


まぁ、日本のニュースが日本の首相の扱いを隅っこに追いやっちゃあいけませんね(苦笑
日本の首相が真珠湾に行くのは初めてのことではないらしいので、アメリカのマスコミの扱いもそれほど大きくはないのでしょう。
アメリカでは、ぜんぜん盛り上がってはいない様子です。

よく分からないのは、安部氏が「和解」と言う言葉を連呼していること。
日本は敗戦国だし、被占領国だったわけで、何に対する「和解」なのかよく分かりませんでした。
あの戦争では、日米お互いの多くの人命が失われています。
その事に対する和解なのでしょうか?

真珠湾で、その言葉を使うということは、だまし討ちに関することなのか。
敗戦国側が、だまし討ちしてごめん、というのか。
それも悪くはないでしょう。
当時、少なくともハワイに駐屯していたアメリカ軍やハワイの人々にとっては、まったくの奇襲だったわけですし。奇襲というのは、成功して勝てば「賞賛」されるでしょうが、失敗し負けてしまえば「卑劣な行為」になります。
アメリカ側のわだかまりはあるのかもしれません。でも、実際のところ、このことを「わだかまり」に思っているアメリカ人は極少数だと思われます。
アメリカの盛り上がりの低さはそういうことなのでしょう。

安倍氏の言葉はいつも、国会でもそうですが非常にわかりにくいのです。






2016年12月23日金曜日

イチロー杯閉会式での挨拶

今日、ニュースサイトにこんな記事がありました。



この記事に、今日あったイチロー杯閉会式でのイチローの挨拶が掲載されてました。
これがとても心に響きましたのでここにメモっておきたい。

「人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。みんなも頑張っているからわかると思うんだけど。頑張るとしたら自分の限界…自分の限界って自分で分かるよね。その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。ということを重ねていってほしいなというふうに思います。」
 
またこの日、横浜ベイスターズの関根選手も来ていて、彼を引き合いにこんな話もありました。
 
「彼もきっと人との比較ではなくて、自分の中でちょっとだけ頑張った。そのことを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっている。と僕は思うし、実際、僕だってメジャーリーガーになれると思っていなかったし、アメリカで3000本打てるなんてことは全く想像が当時できなかったんだけど、今言ったように、自分の中でちょっとだけ頑張ってきた。それを重ねてきたことで、今現在(の自分)になれたと実感しているので、今日はこの言葉をみんなに伝えたいと思います。」
自分の中で「ちょっとだけ」頑張る、
この「ちょっと」がなかなか難しいんだけど、続けていく、重ねていく、ってことはすごく大事なことですね。
もう既にアラフィフな自分ですが、こういう言葉は(いくつになっても)本当に心に落ちて響いてきます。
 
自分も、時々(自分に)負けそうになって、実際負けることもあるけれど、
これからも「ちょっとだけ頑張る」を重ねて行きたい、と思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年12月22日木曜日

2016年の10大ニュース

今日は雨でしたが気温は高く、熊本市の最高気温は19.4℃でした。
この陽気も今日まで。明日からまた冬の気温が戻ってきます。
この暖かさは、新潟のほうで大火事を引き起こしたようです。
新潟の糸魚川は一日中強い南風が吹いており、最大瞬間風速24.2mと颱風並み。
フェーン現象があったかもしれません。
今(23時)の時点で、ようやく鎮火したようです。

さて、2016年の年末が差し迫ってきました。
ネットを回っていると、「今年を振り返って10大ニュース」という見出しがあったので、自分なりに10大ニュースを選んでみました。
こんな感じ。

1.熊本地震
2.突発性難聴になって入院
3.エブリワン無くなる
4.スターウォーズ
5.マイナス金利導入
6.ブレグジット
7.ソフトバンクよる、ARM買収
8.バラク・オバマ大統領の広島訪問
9.米国大統領選
10.バハマ文書

熊本/大分の人はどうしても地震ははずせませんね。
一時期に比べたら、余震はほとんど感じなくなっています。
気象庁の地震情報を見ても、回数や頻度はここ1~2ヶ月でずいぶん減ったように思います。
不幸中の幸いなのか、自分も、会社の同僚にも、大きな怪我はなく、亡くなった方はいませんでした。
真夜中だったことが幸いして、会社の中で被害に遭われた方は少なかったようです。
(あの夜中に、社内に人はいた、、、)
とはいえ、熊本地震の犠牲者は公式発表で158人もいらっしゃいます。(12月16日)
地震はいつ何時起こるか分からないので、備えに対する感度はかなり上がりました。
来年はハッピーなニュースが多いといいですねえ。

2016年12月21日水曜日

2502本目

2502本目というのは、ブログのようなものを立ち上げてからの記事の数です。
この記事で2502本目になります。
きりが悪いのは、たった今、気が付いたから。

先日、ブログ引越しの際に書いた本数と合いませんが、それは気にしないでもらいたい。
ま、適当なんで。

おそらく、こんなゆるさが、だら~と続いている秘訣なのかも。(って、秘訣というほどのこともない)

2016年12月20日火曜日

売られゆく米国債

朝から暖かいです。
今朝の熊本の気温は10℃以上あったように思います。
(アメダス情報によれば、熊本市の7時の気温が10.5℃)
帰宅時も13~4℃ありました。
今日の最高気温が17.2℃だったそうです。
この陽気は木曜まで続く予想になってます。

さて、世界の国々の中で最もアメリカ債券を持っている国は中国でした。
その中国は今年になって債券売りに転じ、順位を落とし2位になったとニュースがありました。
1位に返り咲いたのは日本。
ただ日本も2015年以降はアメリカ債券を売っていたようです。
どちらも1兆ドルを超えるアメリカ債券を持っています。
アメリカ国債の海外保有比率の中で、中国と日本が占める割合はそれぞれ15~20%になるとか。(あわせて30~40%)
売っているとはいえ、まだまだ持ってますねえ。

こんだけ「売られた」と騒いでいるくらいだから、さぞかし金利は上がっているのだろう、とチャートを確認。

1年間のアメリカ国債10年物の金利チャート。

たしかに。
今年の秋以降、ぐいぐい騰がってます。
FRBによる利上げの話も影響があったのでしょうか。
国債金利が上がったので、政策金利を上げざるを得なかった、のかも知れません。
ただ、先日も書いたようにアメリカはこの7年間くらい政策金利をゼロ金利にしてました。
下に5年間のチャートを載せますが、その間にも国債金利は上げ下げしています。
あまり国債金利は関係ないのかもしれません。



5年間のアメリカ国債10年物の金利チャート。

5年間の金利の推移を見ると、2014年半ばの水準にようやく戻した、と言えそうです。
2012年とか2013年に何があったのか、調べてみたら、2010年にギリシャに端を発した欧州債務危機がスペインに飛び火した年が2012年でした。

先日ダウのチャートを載せましたが、アメリカの株式はここ10年(2008年のリーマンショック以降)、ほぼ一本調子で上昇しています。

たしかに、この数年の間に何度かアメリカに行きましたが、日本と同じくゼロ金利であるものの、景気が悪い、暗い、と言うイメージはありませんでした。
技術的(というかIT関連が多いけど、イーロン・マスクみたいな人もいるし)なイノベーションも盛んだし、それにあわせて起業も盛んです。
若い経営者がアメリカだけでなく、世界を相手の商売に立ち向かっています。

こういうところはアメリカの素晴らしい点だと思います。

















2016年12月19日月曜日

発症30日目

朝、晴れ。

発症から一ヶ月。
耳の聞こえの状態が良くなっている、と実感することはない。
右耳の閉塞感は、弱まっているものの相変わらずあるし、日によってその強さが変わる。
耳鳴りは退院時に比べると、これを実感する回数は少なくなったように思う。
ただ、生活が普段どおりに戻るにつれて、雑音が多くなっていることも影響しているような気がするので、なんともいえない。
ネットを見ると、発症一ヶ月で症状が固定化される、という意見も見かける。
入院時のN病院のお医者様は2~3ヶ月かかることもある、と仰っていた。
ここはN病院のお医者様の言葉を信じて、快方に向かうよう、祈る気持ち。
自分ができるのは生活のリズムを崩さないことくらいだが、そういった「ごく当たり前」のことが出来難い世の中だからこういった病気が増えてくるのかもしれない。

顔の吹き出物が一向におさまる気配がないのはどうしたことか。
抗生物質が今日で終わる。
あえて言えば、顔の皮膚のごわごわ感は、いくらか緩和されている気がしなくもない。
これは塗り薬(アクアチム)の影響か?

会社出勤。
まだ、激しくうるさいCRには入っていないが、一日中耳鳴りがひどく、人の声が聞こえにくい。
聞こえにくいのを、精神統一して聞こうとするので、会社から帰るときの疲労感がひどい。
このためか、気持ちがどんよりしている。
はやいとこ眠りたい。
思いかえせば、発症直前、睡眠が取りにくくなっていた。
横になっても寝付けず、一旦睡眠状態に入っても3時間ほどで起きてしまっていたように思う。
「睡眠」は、とても大事なことだとつくづく実感した。

薬は
朝、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ミノマイシンカプセル100mg 1個(抗生物質)
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ミノマイシンカプセル100mg 1個(抗生物質)

このように、退院後はあまり進展がありません。
その後も病院には通っていますが、聴力検査の結果は退院時から大きな変化がないのが実情です。
そうこうしているうちに、ブログに載せている日付とリアルの日付がほぼ追いついてます。
今後の病状記録は、進展があれば記すようにします。

2016年12月18日日曜日

2017年、トヨタがWRCに復帰

この週末は比較的天気が良かったです。その代わり、朝晩の冷え込みは強かったです。
この先の天気予報を見ると、来週後半にかけて気温がぐんぐんあがるようです。
冬用のアウターを20年ぶりに買い換えようかなー、と思っていた矢先だったので躊躇しました。
この冬、前半は暖かめ、後半の2月~3月が少し寒くなる、という見込みのようです。

ここ3週連続で為替がドル高円安にふれています。
毎週2円づつ進行しています。
とはいえ、昨年の今頃は1ドル=120~123円だったので、まだまだ昨年末の水準にすら達していません。



さて、話は変わります。
今週、トヨタが来年WRCに復帰する、というニュースがありました。
正確に言えば、来シーズンの復帰は既に決定事項で、今週はチームと出場する車の概要が正式に発表されました。
その一方で、既にVWが撤退を決めています。
2013年に復帰して以降、VWが無類の強さを見せ、今年も連続4度目となるマニュファクチャラーを取ったのに、残念ですね。
この4年間の勝率は82.6%だそうです。恐るべし。

来年のWRCにエントリーしているのは、シトロエン、ヒュンダイ、Mスポーツ、そしてトヨタ。
シトロエンはレギュレーション変更への対策として今年2016年の参加をマニファクチャラータイトル対象外のものにしていて、来年は本格的な参戦となります。
2016年はVWが強かったのですが、来年は普通に考えれば、シトロエンが強そうです。
対抗馬はヒュンダイです。
日本では韓国車メーカーの認識はたいへん低いですが、そんなことしていると足元すくわれますね。
ヒュンダイはWRCで確実に力をつけています。
キアもアメリカでは高評価です。(安全性や車の安定性、品質において。)

さて、トヨタのドライバーは、ユホ・ハンニネンと、昨年VWに乗っていたヤリマティ・ラトバラ
ハンニネンは余りよく知りませんが、ラトバラはベテランですね。
彼については、むらっ気が強いというフォードの頃のイメージが未だにあります。
VWに乗ってた頃は比較的安定しているようにも見えましたが、あれは車(VWポロ)がたいへんよく出来た車だったからではないかと思えます。(苦笑
トヨタの車(ヤリス)の戦闘力はまだ未知数なので、また上げ下げの激しいラトバラが復活するかもしれません。



2016年12月17日土曜日

発症26日目

朝、晴れ。地震。
顔の皮膚がごわごわ感つづく。
耳鳴りあり。
今日は通院。N病院まで1時間少々。渋滞がひどい。

前回、入院時の検尿で糖が出たので、再確認の採尿と聴覚検査。
1000Hz以上の高音領域はほぼ左耳と同水準まで回復。
それより低音領域は40dbまで回復していた。
実感としてはそんな風には思えないのだけど、数値化されるとちょっと安心する。
このまま固定化しないで回復して欲しいところだけど、どうだろうか。
考えてみると、高音だけ聞こえるのも不快感の一つになるかもしれない。
耳鳴りが鳴っていたり、高音だけ聞こえる中で左耳だけで「聞く」という作業に、慣れる日が来るのだろうか。早いところ回復して欲しいものである。

そのほか、先生に聞いてみたら、
  • 仕事は肉体労働じゃなければ可能。うるさいところは行かないほうがいいけど、どうしてもって場合は耳栓して。
  • 飛行機に乗るのは問題ない。
  • ダイビングは治ってからにしましょう。永久に出来ない、ってことはない。
  • 顔や首周りの吹き出物は、副作用によるものだから心配要らない、薬を出しときます。
吹き出物対策は、飲み薬の抗生剤と塗り薬(ローションタイプ=抗菌剤)を処方された。
他はアデホスとメコバラミン。
夕方、全身がだるい。

薬は、前日(発症25日目)プレドニンが最後だった。プレドニン無し初日。
朝、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ミノマイシンカプセル100mg 1個(吹き出物対策の抗生物質)
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ミノマイシンカプセル100mg 1個
塗り薬のアクアチムローションは朝洗顔後と夜風呂の後に、顔や首にぬりたくっている。

2016年12月16日金曜日

ブレの大きい日本市場と、慎重ながら強いアメリカ市場


FOMCでは大方の予想通り、0.25%の利上げでした。
イエレン女史のステートメントでは、来年の見通しは比較的楽観的であったように思います。
そして、新しく変わる大統領に関して、チクチク述べてました。
イエレン女史よりも、その周りの理事の来年の見通し、というよりも期待感に連れられて、来年の景気はこれまで以上に良くなり利上げペースが早まるのでは、という認識が広まり、為替が円安方向に進んでいます。
日本の株式や、ドル円はまさに「トランプラリー」と言っていいでしょう。
「ラリー」とは、かつて達した地点への「回復」のことを言います。


日経225 5年間チャート


USドル/円 5年間チャート



アメリカ株、ダウの場合は回復ではなく新しい段階への突入ですので、日本株とは少し意味合いが違うのかもしれません。

Dow Jones 5年間チャート

問題はその先に進むかどうか。
期待が大きければ、多少先に向かうかもしれませんが、いずれある場所で、トランプ氏の実力はどうか、と立ち止まって後ずさりする時期がます。
それはいつなのか。
・・・年明けかなあ。。

2016年12月14日水曜日

2016年最後のFOMC

アメリカではFOMCが開かれています。
利上げ、に踏み込むと予想されています。
今年景気の改善から、これまでも金融緩和策を徐々に解除する姿勢を見せてきています。
昨年末に続く利上げで、アメリカの景気回復を印象付けると共に、利上げによるデメリットを押さえ込むことに腐心しています。
イエレン女史は非常に慎重です。
FF金利は2008年12月に0.25%になって以降、長い低金利(実質ゼロ金利)の時期を迎えます。
FRB議長は2010年にバーナンキ氏からイエレン女史に交代。
ゼロ金利になって7年間の後、2015年12月に0.25%の利上げを行い、ゼロ金利からの脱却を果たしました。
これまでのところ、ニュースを見る限りでは0.25%の利上げは確定事項になっています。少なくとも市場はそれを織り込んで余りあるほどです。(NY株式は連騰を続け、Dowは20000ドルに届くのではないか、と言う声さえ聞かれます。)
来年以降の景気見通し、利上げペースについて、会議後にされるイエレン女史のステートメントが注目されるところです。
慎重なイエレン女史のことなので、明確なステートメントは出ないと思いますけど。

一方、日本は未だに異次元、というより「狂乱」の金融緩和を続けています。
日銀による国債買い入れは年間80兆円に及びます。毎年80兆円づつ、増えています。現在、日銀の国債保有は400兆円を超えており、5年たったら今の倍、800兆円!
(ちなみに、2016年末の国債発行残高は900兆円くらいになりそうです。)
日銀は国債ばかりで無く、ETFを利用して株式も購入してお金を市場に垂れ流しています。
大坂の輪転機がオーバーヒートしそうです。
しかし、これだけお金をつぎ込んでいる割には、景況感が改善している風ではありません。経済成長率も振るわず。
金利だけが異常に低い状態が続いています。
SBの孫社長のように、低金利の日本で大量のお金を借りて米国など海外で投資運用した方が効率が良さそうです。
ネット上では、お金ジャブジャブ状態と表現され、「ハイパーインフレ」の危険を説く人が5年以上前から存在していたように思いますが、一向にそうなる気配はありません。
見方によっては、日銀の取り組みは自転車操業をしているようにも見えます。今の金融緩和策の出口が全く見えないからです。

日銀はできる以上のこと(本来なら禁じ手の手法)に手を出してますが、政府、首相が手をこまねいて何もできないというより、自らは何もしていません。
(日銀に文句を言ったり、経団連に、賃金上げろ、内部留保減らせ、という要求はしているようですが、これは政治とは違います。自分で出来ないことを、他所になすりつけているだけです。)
しかし、口だけはのらりくらりとしながら達者です。
世上、これを「アベノミクス」と呼んでいることに、激しい違和感を感じます。
為替が円安に振れたおかげで株価は上がったかもしれませんが、景況感は上がっていません。
デフレを克服すると、首相も黒田君も高らかに言ってましたが、未だに実現できていません。
小泉政権の途中くらいから「格差社会」がクローズアップされ始めて、安部政権ではその格差が拡大しています。
世の中には、それはエネルギー価格の低下が原因だとか、日本人に浸み込んだデフレマインドのせいだという人がいます。
エネルギー価格の低下は本来家計への負担を和らげ、エネルギー以外のものに消費が向かいます。
よくアメリカで公表されているガソリン在庫等の統計を見れば、エネルギー価格低下とデフレを関連付けることが見当違いな事が良くわかります。
デフレマインドのせいと言いますが、本来これを変えるのが政治の役割です。

民進党など野党は妥当な安部政権批判をしているようですが、いつもと違ってマスコミが取り上げないため、世間では「しかたないねえ」という雰囲気になっているのかもしれません。
普通(というか今まで)なら、ここまで何もやらない、結果を示せない(むしろ悪化している)場合、首相や政権政党に対しマスメディアは苛烈に攻撃していたと思うのですが、安部氏が首相になってから、さっぱり変わりました。(時折、安部氏を賛美する記事を見かけますが、これには驚きます。)
以前の自民幕府末期には、将軍の顔が1年毎に変わっていた時期がありました。
今は、打って変わってマスコミが政府権力におもねった活動をしています。
自民党が政権をとって以降、世界の中で、日本の報道の自由度が非常に低くなっていて、ブラック国家に転落したといっていい状態になっています。
(2016年は180か国中、72位。民主党政権時2010年は11位)
中の人にはその自覚がないところがまたすごいです。
一体、どんなからくりなんでしょうか。

2016年12月13日火曜日

ボーナス

表題に反して、自虐ネタです。
うちの会社も冬のボーナスが出ました。
ありがたいことに、
「ボーなし」
ではありませんでした。

とりたてて、今すぐお金をかけて欲しいものはないので、しばしの間、銀行の肥やしになりそうです。
このさいだから定期とか個人国債とか設定しておくか。

さて、2011年以降の給料明細をエクセルにまとめているのですが、ここ1年の所得は過去5年で最低水準です。
所得は右下がりのような。
月々の所得税も下落中で、現在1万円程度です。
給与 手取り額の月平均推移

この理由として、大きなものは残業規制と昇格にあるんじゃないだろうか、と考えています。
残業規制が年々厳しくなっていったため、それに応じて残業代が低下し給与額が下がっています。
あと、うちの会社は係長とか課長と言うような名前はなく、クラス(等級)分けされています。
たとえて言うなら、9級⇒1級みたいな感じ。
1年前にクラスが上がって、残業代が付かない身分になりました。(といっても仕事内容は平社員と同じです。)
土日に出勤しても、残業代は付きません。

というわけで、この時に給与額が下がったのではないかと。
その分ボーナスが増えていればいいのですが、ここ数年は横ばい。
今年は景気がいい(と社長は言っている)ので、下がってはいない(減額されていない)だけのような。。。。
一般的な会社員の所得額は、自分の年齢あたりがピークのような気がしますが、どうなんでしょうか。
自分の場合は、上の記録には残っていませんが、10数年前にピークがあって、その後はゆるやかに右下がりになっているような気がします。理由、激しく残業代が付いてたから。
社内で自分の給与額を同僚に見せたら、その少なさにドン引きされました。
トレンドは右下がりなのに。。。あぁ。。。orz


2016年12月12日月曜日

ブログの引っ越し

実は2016年12月から、当Bloggerブログへの引っ越しをしました。
もともとは2003年4月13日から始まったHPの記事(ブログ的なサービスがあった)が最初で、そのサービスが停止になったため2005年10月18日から同じ会社のブログサービスを利用し始めました。
そして2016年11月末までの約13年半の記事数はトータルで2495件でした。
単純に計算すると、年間185件、月間約15件、ということになります。2日に1件書いてるペースか。

以前のブログサービスは無料でしたが、広告もなく、使い勝手はよかったのです。
惜しむらくは、無料のコースでは容量制限(2GB)があるため、あまり多くのサイズの大きな写真を貼れ
ませんでした。13年半で消費した容量は1Gちょい、55.3%です。
新しいブログサービスを探した結果、Bloggerにたどりつきました。
ちなみに候補の次点はLivedoorブログでした。

記事そのものは引っ越し済みですが、まだその多くは未公開になっています。
文字だけの記事であればすぐに公開可能ですが、写真データはサーバーが違うので差し替える必要があります。
これも正確に言えば、以前使っていたサーバーへのリンクが張ってあるため、差し替えなくても今すぐに不具合があるわけではありません。
ですが、いずれ、前契約も切れるかもしれないので、差し替えながら公開する作業をしています。
少しづつ過去記事が増えていくと思います。
とはいえ、2500もの記事なので、1日10件づつやっても250日かー。気が遠くなるなあ

以前使っていたブログサービスの更新は来年以降、月1か季1くらいの更新へフェードアウトしていく予定です。

2016年12月11日日曜日

コンテンツブロック

Bloggerのデザインの件、コンテンツブロックを解除したら普通に表示されました。

矢印のところが青くなってた。


何がブロックされているのか、そこが分からん。
ただ、一度解除すると、次回アクセス以降は普通に表示されてます。
むむむ。

前のトラブルは、知らないうちにブロックを許可したということかな?

2016年12月10日土曜日

Bloggerのデザインがおかしい。

Bloggerのデザインがおかしい。
右横のサイドカラムが本文の下に落ちてしまいます。
何度もやり直したり、htmlを見直したりしていますが、原因が分かりません。
数日間は問題なかったんだけどなあ

発症21日目

朝、雨。
昨晩から顔の皮膚がごわごわする。


朝、鏡を見ると顔中が赤い吹き出物だらけ。気持ち悪い。
にきびが出るような脂っこいものは余り食べてない。
ネットで調べると、ステロイド治療にはつきものらしい。いわゆる副作用。
ステロイドというのが、炎症をしずめたり、免疫系をおさえる作用があるが、これは当然のことながら細菌に感染しやすくなることを意味する。結核とか、角膜炎(いわゆる、ものもらい)、マイコプラズマとかには注意が必要らしい。
ニキビも、皮膚にいつも存在している菌(アクネ菌)が毛穴に詰まった皮脂に繁殖して起こるものらしい。免疫力が低くなると繁殖が促進されて、ニキビ(自分の年齢では「吹き出もの」という)として発症する。
にきびはステロイド投薬中に起こる場合、終わってから起こる場合、いろいろあるようだ。
ステロイド終了後、1ヶ月から2ヶ月、長いときには半年かかって正常になる、跡が残る、など。
知れば知るほど、げんなり。

この他、プレドニン(=ステロイド)の副作用は以下のようなものがあるそうです。
  • いらいら感、不眠
  • 消化不良、下痢、吐き気、食欲増進、食欲不振
  • にきび、肌荒れ、毛深くなる、頭髪の脱毛
  • 生理不順、むくみ、血圧上昇、体重増加
  • 脂肪の異常沈着(顔がふっくらする、肩やおなかが太る)
  • コレステロール値の上昇、低カリウム血症
そして以下は自分の場合に当てはめたところ、

いらいら感はなかった。
下痢や吐き気、食欲の変化はなかった。
にきび、絶賛発症中。
高圧酸素治療では必ず事前に血圧を測るのだけど、結構血圧高かった(高いときで上が150の下が100。普段は130の80~90くらい)
体重増加はない。というかコントロール中。

今後も注意深くモニターしたいところではある。
とにかく、脂っこいものはなるべく避けよう。
耳鳴り、いつもよりちょっときつい。
終日家、読書。

薬は
朝、プレドニン 5mg 2錠、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ファチモジン20mg 1錠


ル・グウィンの『ゲド戦記(4)帰還』読み終える。

前半かなり骨が折れたことは既述の通り。
後半、それも残り1/4辺りから急に流れが変わったように思う。
ゲドが戻ってきて、テナーとの心の通い合いの場面以降、読む側がほっとした気持ちになって読んでいける。
それまでの展開や場面が、灰色と言うか、暗い影がいつも付きまとって、救われない気持ちになっていたからだと思う。

『ゲド戦記』は、図書館では子供の書棚においてある。
でも、どう考えても子供にはこの話の全てを理解するのは無理だと思う。
大学生以降向け。
ちなみに、この巻のゲドのイメージは、自分の中ではモーガン・フリーマンだった。

























2016年12月7日水曜日

欧州の震え

今朝はこの冬一番の冷えだったんじゃないでしょうか。
とっても寒かった。最低気温は明け方の1.2度!





先日、ネットの記事にジム・ロジャースのインタビューが載ってました。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。


「ジム・ロジャーズ氏「日本株も円も買わない」


――2017年、世界経済はどう推移するでしょうか。
 心配だらけだ。中国が債務国になるだろうし、欧州では政治的な混乱が避けられない。
おそらく、いくつかの国、いくつかの大企業が破綻するだろう。
サプライズの多い年になる可能性があるように思う。


大西 康之


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。



中国が債務国になる、と言う辺りから眉唾で、欧州の混乱は来年じゃなくて、今、まさに起きているからなあ。
ブレグジットはサプライズじゃない、とか言いそうですね。この爺さん。

先週末、欧州では大きな投票が2ヶ所でありました。

ひとつはオーストリアの大統領選。これはリベラル・緑の党のファン・デル・ベレン氏が得票率53.6%で、極右・自由党のホーファー氏を上回り、勝利。
負けたホーファー氏はアメリカの成金みたく、「オーストリア・ファースト」を掲げてたこともあり、選挙前のマスコミには「極右政権誕生か?」というノリの報道が目立っていました。

もう一方は、イタリアの憲法改正に対する国民投票。
これはイタリアの首相レンツィ氏が、イタリア政権の政治基盤の弱さが憲法にある、としてこの改革を国民に訴えたものでしたが、結果はあえなく敗北。(賛成40.9%、反対59.1%で改正案を否決)
これを受けてレンツィ首相は辞意を表明しています。
経済ニュースを見ると、不良債権問題でかなりやばいことになっているイタリアの銀行団および、イタリアの経済を立て直せるのはレンツィ氏しかいない(*)、と見ている向きが多かったので、この結果に懸念を示している報道が多いです。

*大和総研のレポートを読むと、イタリアの銀行の総支店数は3万、従業員は15万を超えるのだとか。加えて不良債権問題や、マイナス金利でイタリアの銀行の経営は綱渡り状態らしい。公務員が過剰だったギリシャに似ている。少子高齢化が進む割に、生産者の若年層には厳しく、非生産者の高齢者保護は厚いというバランスの悪さを見せる日本もいずれたどる道、と考えていたほうがいい。

んー、、、、そう考えるとジムの言う、日本株も円も買わない、っつーのは間違ってはいないかもだが、彼の話はもっと近い目先の話だから、ちょっと違うな。

彼の言う「いくつかの国、いくつかの大企業が破綻するだろう。」の震源地は欧州なんでしょうね。





2016年12月6日火曜日

パスポート残存期間についてのお知らせ

会社から一通のメールが来てました。
件名は、
「パスポート残存期間についてのお知らせ」

実は、今のパスポートは10年間有効のもので、自腹で取得したものです。
その前のは、初海外が初海外出張だったので会社払いで取得したんですが、その後、熊本への転勤や、仕事上海外に行く機会がなくなっていて私的な旅行で海外に行くことのほうが多かったので、自腹で取得しました。


初めて取得したパスポート。(1996年~2006年)
使用済みを示す、穴が空いてます。「VOID」と読める。


パスポート情報は海外出張時に必要なので、会社に届けてあります。
その情報から、自動メールで残存期間についてのリマインドがなされたようです。
残り8ヶ月未満で案内が来るようです。
日本のパスポートの場合、パスポートの有効期間の残存期間が6ヶ月以下だと入国できない国が結構あります。
中国とか、シンガポールとか。
仕事で行きそうな国なので、これはいけませんね。
シンガポールは査証スタンプを押すページの余白が3P以上ないとダメ、って規則がある。細かい。
台湾、韓国は残存期間3ヶ月以下でNG。
アメリカ、イギリス、ドイツは帰国時まで有効であることが必要。(ビザなしで滞在できる日数が上限になりそう。90日とか6ヶ月とか)
仕事以外では、パラオとか、バリ(インドネシア)とか、6ヶ月以上必要。

・・・うん、これは早めに更新した方が良さそうだ。
切替申請では有効期限が1年未満になっていればいつでも可能です。


申請時に必要なもの
  • パスポート
  • 旅券発給申請書
  • 戸籍抄本、謄本
  • 写真

受け取り時に必要なもの
  • 手数料
    5年用 … 11,000円(収入印紙9,000円+収入証紙2,000円)
    10年用 … 16,000円(収入印紙14,000円+収入証紙2,000円)
     収入印紙は郵便局、収入証紙は熊本県の場合、区役所区民課で購入可能。


年末だしなあ。
たぶん更新は年明けかなあ。


2016年12月5日月曜日

突発性難聴における、高圧酸素治療

熊本市内には、「酸素カプセル」という名のサービスを行っているお店がいくつかあります。
実は自分は過去にこれを受けたことがあります。
これら、(医療目的ではない)一般的なサービスではカプセル内でただ寝ているだけです。
カプセル内の気圧は1.3~1.5気圧くらいになっているようです。
加えて、100%酸素、といことでもないようです。
今回、自分が受けた高圧酸素治療は、見た目は同じような感じでした。
カプセルの中に入って寝たままでいるだけ、という点も同じ。
違うのは、一般的な酸素カプセルよりもよりも高い圧力(自分の場合は2気圧)を加え、100%酸素を吸入すること。
これにより、酸素不足の臓器・組織を改善させる治療法です。
自分の症例の突発性難聴以外に、一酸化酸素中毒、腸閉塞などの疾患に対応しているそうです。


高圧(2気圧)下の時間は、自分は1時間でした。
圧力上昇、下降が、あわせて30~40分程度あります。カプセル内にいるのは、この2時間弱だけです。
酸素100%のために、静電気による発火リスクが極めて増大するため、カプセルに入る前に綿100%の専用衣に着替える必要があります。
身に着けている金属物(指輪、腕時計、ピアスなど)のチェック(何故か知らんが、コンタクトもダメらしいです)等、もろもろあって所要時間は2時間~2時間半くらいでした。

入って最初の20分くらいは圧力を上げています。
ダイビングで「沈降」している感じです。(2気圧ということは、水深10mの圧力に相当します。)
最初、入る前と加圧中(カプセル内に音声が通じるマイクがある。)に、くどいくらい「耳抜き、大丈夫ですか?」と聞かれました。
「ダイビングやっているので、大丈夫です」と言ったら、聞かれなくなりました。
鼻つまんだり、あご動かしたりして耳抜きしつつ、加圧時間を過ごします。

カプセル内はひたすら暇です。
私が通っていた病院ではカプセル内からテレビが見れるようになっていたため、テレビ見てました。
ただ、半分も見てなくて、ひたすら(良くなれ~、良くなれ~)と暗示をかけながら深呼吸してました(笑

突発性難聴とは何か、の項でも書きましたが、この病気は治療法が確立していません。
その中で、薬剤投与以外の血流改善策として、この高圧酸素治療が用いられているようです。

肝心の「改善効果はあったか」という点については、自分の場合を考えても良く分かりません。
ただ、酸素治療を行っていた頃と行っていない今を比べると、聞こえ具合の改善のスピードが少し違うような気がします。
でも、数値化できないし、天候のせいじゃないかとか、少しづつ減らしているステロイド剤の影響じゃないか、と言われても反論できないので、結論は出ません。
やらないよりは、やったほうがいい、というのが感想です。

外来通院時の高圧酸素治療費(単体)ですが、2980円/1回(3割負担)でした。

2016年12月4日日曜日

AI記者

ちょっと前(2週間前くらい)の「エコノミックニュース」に、中部経済新聞の日本初AI記者による新聞記事、のことが書いてありました。
既にアメリカのAP通信社では3ヶ月で3000記事くら作成しているらしいし、英国プレス社もAI導入を検討中らしいです。
そういえば、AIによる小説のニュースもありましたね。


>日経「星新一賞」に、AIによる小説が応募


AIが自然言語をこねくり回して作成するという作業において、なかでも日本語は、なかなか難しい言語だと思います。いずれ、AIは俳句とかを詠める日がくるのでしょうか。

そもそもAIに「個性」というものが存在できるのか?そして、「創造」という作業ができるのか。

ま、実際、ニュース記事や小説を書いているんだから、「創造」していると言えば、言えなくもない。
ただ、結局のところ、「人まね」になるような気がするんだけどな。。。


発症19日目

朝、晴れ。寒い
ひょっとしたら少し耳の具合がいいかも。
聞こえているかというと、そうでもない(閉塞感はある)のだが、退院時に比べたら少し良くなっているような気がする。

家にいるときはもっぱら読書。
図書館で借りたのは、ル・グウィンの『ゲド戦記(4)帰還』、『同(5)ドラゴンフライ』(岩波書店)、赤松明彦著『楼蘭王国』(中公新書) 
現在、『ゲド戦記(4)帰還』を読んでいる。舞台はゲドの故郷ゴント。
但し、ゲドは魔法を使えなくなっていて、山に引きこもっており、この巻の主役はかつてアチュアンの巫女だったテナーと、恐らくテルー。
オジオンが亡くなり、ゲドも耄碌していて、さらにまるで現代の悲惨でおぞましい事件の被害者のような少女テルーを背景に、全体に冬のような沈んだ雰囲気が漂う中で、読み進めるのはなかなか骨が折れる。

薬は 
朝、プレドニン 5mg 4錠、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ファチモジン20mg 1錠


2016年12月3日土曜日

発症17日目

朝、晴れ間あり、曇り。
耳の具合は変わらず。
散髪に行く。
夜、耳鳴りがひどかった。

薬は、プレドニンがこの日から4錠
朝、プレドニン 5mg 4錠、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ファチモジン20mg 1錠




2016年12月2日金曜日

発症15日目(退院3日目)

朝、曇り。耳鳴りは相変わらずひどく、頭が重い。
耳の具合は変わらず。
治療のため、普段会社に行く時間よりも早起きしてる。ただ、その分、早寝しているので眠気がひどいとかはない。
自宅から日赤までの道筋は渋滞がひどく、会社に行くよりも時間がかかっている。
帰ってくるのは午後、夕方近く。図書館に寄ったら、今日は休館日だった。

薬は
朝、プレドニン 5mg 6錠、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
昼、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠
夕、アデホス顆粒 1包、メコバラミン 0.5mg 1錠、ファチモジン20mg 1錠

プレドニンは退院翌日から3日間6錠、その後。3日づつ4錠、2錠、1錠と漸減しつつ、つづく。

会社は入院以降、休んでいる。8か9日目くらいか。復帰は治療が終わってからになるだろう。
となると、11月いっぱいは休みになりそう。






2016年12月1日木曜日

女性の政治家

12月になりました。上のトップ画像変えています。一ヶ月ちょい遅れですが、稲穂です。
(撮影は今年の10月10日でした。)
今年、熊本の作況指数は「やや良」になる見込みだそうです。
大地が裂け、水が止まったほどの、大変ひどい地震があって、作付け面積は減ったけど、夏の天候が良かったため収穫量は前年並みになった模様です。
肥後のお百姓さんの、並々ならぬ負けん気もあったと思います。
たしかに、どこの田んぼの稲穂も、重そうに垂れてましたねえ。

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今日の毎日新聞のサイトに、こんな見出しがありました。

『小池都知事 「現状維持は衰退だ」』

小池さんは、あまり好きな政治家ではありませんが、この言葉は良いですね。
今年ほど、女性政治家が台頭している年はないように思いました。

ミャンマーのアウンサン・スーチーさん、
イギリスのテリーザ・メイ首相
台湾の蔡総統
小池都知事
アメリカの大統領候補で国を二分した、ヒラリー・クリントンさん
現在隣国ではスキャンダルになっていますが、あの(保守的で儒教文化の強い)韓国で初の女性リーダーとなった朴 槿恵(クネ)さん(少なくとも、スキャンダルが報道される前は強いリーダーシップがあったと思います)
今では普通の風景になってますが、アメリカのFRB議長イエレンさんも活躍中です。

国や大都市のリーダークラスの政治家に、男も女もないでしょうし、むしろ新しい視点で政治を動かしていく、という点では従来の(男ばかりの)政治家にはないものを期待したくもなります。
つまり、世界中が眼には見えない閉塞感を感じているからこそ、何かしらの変化を求め、女性政治家に期待するところが大きいのでしょう。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

われわれの生まれてきた世界は、無慈悲で残酷である。
そして同時に、神聖な美しさを持っている。
生きることは意味があり、そして意味がない。
私は意味が優勢となり戦いに勝つことを切望している

現状維持は衰退だ、

戦い続けるかぎり、負けてはいない。


・・・何故だか、心理学者の言葉と、とある国の地方首長の言葉と、漫画キャラクターのセリフとがひどくリンクして、自分に言われているような気が、した。






突発性難聴とは何か

以下は、2016年11月時点での情報です。

改めまして、私のかかった「突発性難聴」について、調べて見ましたが、原因や治療法はよくわかっとらん、と言う状況のようです。

よく言われていることは、ある日突然、何の前触れもなく、耳が聴こえなくなる病気で、原因や病態は未だに不明、ということ。
過去には難病指定されたこともあるようですが、現在では、「難病医療費助成制度」の対象とはなっていません。
但し、原因が不明であるため、厚生労働省難治性疾患克服研究事業の研究課題の疾病のひとつになっています。
「難治性聴覚障害」のいくつかある病気のひとつ。

難病情報センター サイト内、『平成28年難治性疾患政策研究事業 研究課題一覧表』ページへのリンク↓
http://www.nanbyou.or.jp/entry/5312#02

つまり、突発性難聴自体の原因はいまだ研究段階、ということです。
自分が入院中にお医者さんに言われたのは、

  • 約3人に1人は完治しますが、3人のうち2人は治っても後遺症が残るか、あるいは全く治らない、という厄介な病気だということ、
  • 発症後早く治療すれば、治癒率は格段に上がること、
  • 若ければ治癒率があがること、(自分は若い、と言われた?)
ということでした。

とはいえ、上記リンク内の突発性難聴の項に記載している治療法についても、「どの治療法が有効かは判明していない」とされています。
かといって、まったく当てがないといわけではなく、いくつか試した中でどれが効果があったのかがわからない、ということのようです。


(厚労省 難治性疾患政策研究事業 研究課題一覧の記事より抜き出し クリックすると多少、大きくなりんす)

ちなみに、国が支援を含めた対策を行っている「難病」とは

  1. 原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病
  2. 経過が 慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病
に該当する必要があります。
突発性難聴の場合、1は該当しそうですが、2は難しいですね。特に、「介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く」と言う部分には当てはまらない、と思います。






2016年11月30日水曜日

発症13日目(入院10日目)

朝、豪雨。雷鳴、雷光。
天気影響か、右耳の耳鳴りがひどい。
サー、というかヒューというような感じが、ずっと響いている。
耳鳴りは、静かなとき(特に寝るときと朝)ほど強調されて至極不快。


朝の診察で、退院後の仕事復帰の話とか今後の生活について聞く。
騒々しいところに行くとか、体を激しく使うのは厳禁、らしい。
できるだけ安静に、とのこと。
退院後、まだ高圧酸素治療が来週まで残っているのでこれを行うこと、経口の薬の投与(構成は今までの点滴と同じ)を2ヶ月続けること、2週おきの通院で検査と診察することになった。
2ヶ月か、年内には治ってくれるのだろうか。


診察後、午前中に点滴。ピンク色の1本だけ。プレドニン40mg。
3箇所目の留置針では点滴の入りが悪かったので、差し替え。
最後の点滴なので留置針じゃなく直接差し込む。
入院費の清算を行い、病院の美味しいお昼ごはんを食べて、この日の午後に退院。


ちなみに、10日間の入院費用は16万円余り(3割負担)。
以前、背骨を折った際の入院費用が月30万超だったので、想定の範囲内。
あと、「高額療養費制度」というのがあるので少しは戻ってくる、らしい。
(清算前に、健保組合に申請書を出し、認定書というものを発行してもらえば、清算時に一定額が控除される。だけど、入院中に短期間でそんな手続きできるかよ。もちっとマシな制度設計できんかね。)


お金がかかるだろうな、と思った「高圧酸素治療」は、救急と非救急で価格が10倍も異なる。
自分の場合、2回分は救急扱い、残りは非救急になっていた。


帰宅して体重量ったら、3kgマイナス。
自分の場合、この幅は誤差範囲かも。


自宅は静か過ぎるくらい静かだ。。。


入院と違って、全て自己管理なので、食事と生活のリズムだけは気をつけようと考えた。




入院中に読んだ本


浅田次郎『勇気凛々ルリの色』(講談社文庫)
週刊現代に掲載されているエッセイをまとめたもの。時代が1994年~1995年なので、当時の時代背景がにじみ出ている。浅田さんの文章はホントに面白くて、心が響く。


宮城谷昌光『風は山河より』(1)、(2)(新潮文庫)
宮城谷さんが、古代中国ではなく郷土の歴史を描いた小説。自分にとっては、「松平清康」と言う人は昔から非常に興味をそそられていた人だったので、宮城谷さんを通して見た「松平清康」像は非常に見ごたえがあった。自分が想像していた人となりと、少し違ってはいた。2巻の途中であえない生涯を遂げる。ここまでの主人公は野田の織部正こと、菅沼定則といってよかろう。全6巻らしいので、続きはブックオフで探しながらゆっくり味わい読みたい。










2016年11月29日火曜日

発症10日目(入院7日目)

昨日から3本目の高分子点滴がなくなったので1日2本になった。
3本目の点滴は、時間上どうしても消灯後、寝ている間も点滴継続になる。
これが気になって、加えて耳鳴りの件もあり、あまり寝れなかった。
3本目がなくなった昨晩は、比較的睡眠が取れたようだ。
ただ、後で知ったことだが、ステロイド剤の副作用で不眠、と言うこともあるらしい。


朝、晴れ。右耳の調子は閉塞感は変わらない。耳鳴りもひどい。
入院3日目に感じたような改善が続いているとは思えない。
そんな中、朝の診察で、退院の日取りについて相談。


点滴治療は10日目で終了する。
その後は経口薬に切り替える。これは様子を見ながら2ヶ月くらい続くものらしい。
高圧酸素治療は、点滴治療終了後も一週間ほど続くので、入院したまま高圧酸素治療を続けるか、自宅から通うか、ということになるらしい。
考えておいて、とのこと。
N病院は居心地がたいへん良いので、このまま入院したままでもいいかなあ、と思いつつ考える。


居心地はいいのだが、同じ階に入院されている、さるご老体(勝手に「お願い大将」と呼んでいた)が昼も夜も何かを叫んでいるのが、少々気になっている。


音がしないとき、加えて耳鳴りがないときは、病院内は至って静かで、右耳は少々閉塞感を感じる程度だが、何か雑音がしてくると、右側の閉塞感が強調されて、頭の中に音が響き渡る。これがわりとこたえる。


お願い大将の叫び声が、自分の病気を自覚させてくれるのだが、あまり近いところで叫ばれると頭中に響いてキツカッタ。


白石一郎の『オランダの星』(文春文庫)を読み終えた。
白石一郎と言えば海洋小説。これもその短編集だが、なかなかの佳作揃い。
表題になっている「オランダの星」もなかなか良かったが、次の「モンゴルの海」と最後にあった「もう一人の爆死者」が印象深い。
「名人」以外は、出身地ではない国のなかで事件や事故に巻き込まれたり、自分で飛び込んで翻弄されるなかでの苦闘や苦悩を描いている、という話の流れが統一されている。海洋小説ではよくある話の筋。決して時代の主人公にはならない、ちょっとした事件を拾い上げて、読み手を引き込むところが白石一郎のすごいところだと思う。






2016年11月28日月曜日

発症8日目(入院5日目)

朝、曇り、あるいは雨。
右耳の聞こえの程度が少し上がったかな?という感じがする。
しかし閉塞感は相変わらず。
周りの雑音が多ければ多いほど、耳の中の詰まった感覚が強調され不快感があがる。

朝の診察。
聴力検査で高音域4000Hz付近?の聴力が少し上がったようだ。シャカシャカする感じと符合する。
自覚的に、全く音を感じなかった頃に比べると、少し良くなったのかな、と言う気はするが、「両耳で聞く作業」が辛い。
聞こえ辛いほうの耳は耳鳴りはするし、音量のバランスが悪いと、「音」が頭の中で激しく反響する。
天気のせいもあったかもしれないが、この頃が気分的に一番辛かった時期。
慣れるしかないのか?


入院中の生活について。
自分は15年前に腰椎圧迫骨折なるものに遭って、半年余り(8ヶ月)入院した経験があります。
時代や病院が違うので、「入院環境」を単純に比較することは意味がありませんが、今回の入院では、「病院生活とはなんて便利で快適に変わったものだろう」、と思いました。

特に、N病院の入院食は大変気を使っている様子が伺えます。
自分の普段の食生活(といってもほぼ8割社食ですが)を考えても、ソレより断然グレードが上がっている!と感じました。
もちろん、量が少ないなあ、と思うことはありましたが、味は合格点以上の美味しい料理が出てました。無論、好みはあるでしょうが。
入院食は別途項を分けて書いてみたいと思います。

自分は普段テレビを見ないので、テレビがなくても不満を感じませんでした。
つか、耳聞こえないし。
部屋にテレビはあります(14インチくらいのAquos)が1000円でカードを買ってみるタイプでした。
テレビをよく見る人は不満があるかも?
でも、今時、スマホでもテレビ見れますからこれも関係ないですね。
ん?スマホや携帯のテレビは電子機器だから、NGなのかも。
昔は病院内での携帯使用は出来ませんでしたが、これは今も変わらないようです。

自分は、とりあえず溜めていた本を読もうと家から6冊ほど本を持って来ました。
これが一番の暇つぶし。

今日は、角田光代の『三面記事小説』(文春文庫)を読み終えた。




2016年11月27日日曜日

発症6日目(入院3日目)

朝、晴れ。

夜中続く点滴のせいか、耳鳴りが気になってか、相変わらずぐっすり睡眠が取れている感じがしない。
6時くらいに目が覚めて、左耳に指を入れてふさぐと、わずかにシャカシャカする音が聞こえる(というか、響いている、)気がする。
この日は診察、高圧酸素治療共になし。

午後、風呂道具等を取りに、家に戻った。N病院から自宅まで、片道は早ければ25分位。
戻りは渋滞アリで40分かかった。
病院に戻ってから病院のお風呂に入って、その後、点滴の続き。
終わったのは日をまたいだみたい。

ちなみに、入院後の点滴の薬剤には

  • プレドニン 1~2日目120mg(経口薬が40mg/1日だったのでその3倍。3~4日目100mg、5日目は80mg、6~7日目60mg、 8~10日目は40mgと漸減させる。ステロイドパルス療法というらしい。)
  • アデホスコーワ ATP 血流改善
  • プロスタンディン 血流改善
  • メイロン めまい、吐き気抑制
が使われていました。(あとビタミン剤(ダイビタミックス)が入っていたかな、と思います。)
プレドニンを入れた後にラシックス静注がありました。(この言い回し、ドラマ「ER」の影響だw)
(夜だけではないけれど)耳鳴りが酷くなっていっている気がする。気分悪い。

 
このピンクが1本目の点滴。100mlで早ければ1時間。長くて2時間くらい。マジックで印をつけたところまで減ったら看護師さんを呼んで、ラシックス。



これが2本目の点滴。500ml。

所要時間は3時間から6時間。この2本目の点滴は入れる速さが速いと血管痛がハンパない。
下の写真のように、血管が赤く腫れます。寝る前だったらまだ我慢するけど、寝た後も続くときは耐えられません。。。


そしてこれが3本目。500ml。
高分子材料の点滴らしく、あまり速く入れる事ができません。5~6時間かかります。
3本の点滴で長いときには15時間かかりました。










2016年11月26日土曜日

発症5日目(入院2日目)

朝、晴れ。違う天井。そしてベッド。落ちなくてよかった。

点滴のせいもあってか、あまり寝れなかった。
ぐっすり寝たほうが治りにいいはず、と思うほど気になって寝付けなかった。悪い循環。
耳の閉塞感変わらず。
午前中に高圧酸素治療に行く。

午後、N病院に戻ってMRIと心電図。

家から持ってきた黒岩重吾の『北風に起つ 継体戦争と曽我稲目』(中公文庫)を読了。
600pを超える長編で読み応えアリ。しかし、時間ありすぎて、あっという間。
なかなか面白かった。
まずい。本が足りなくなるかも。

この夜の消灯の時間くらいから、聞こえない耳(右耳)の耳鳴りが気になり始める。


2016年11月25日金曜日

発症4日目(薬を飲み始めて3日目、入院1日目)

この日の記事は日記からそのまま抜き出しました。

朝、曇り、Y耳鼻科。
聴力検査。結果は以前より悪化。入院決定。
Y耳鼻科には入院設備なく、紹介受けてN病院に入院。
N病院?、すぐには場所がわからない。
ひとまず会社に電話し事情を話す。家に戻って着替えなど入院の準備。
ちょっと迷子になりつつ、N病院に到着。
受付に行き、Y耳鼻科でもらった紹介状を出し、耳鼻科で改めて聴力検査と診察。
右突発性難聴ですねと、ここでも同じことをいわれる(当たり前だが)。
Y耳鼻科でも聞かれたが、めまいや吐き気なし。
治療計画によれば10日間入院予定。様子次第では少し伸びるかも、とも言われる。
治療は、Y耳鼻科で行っていたことのスペシャル版で、簡単に言えば経口で服用していた薬を、今度は量を増やして血液中に直接ぶっこむ、というもの。

N病院でもらった入院治療計画

まあ、ありていに言えば点滴。
でもこれ、長いときは15時間もかかるものなんて、このときは思いもよらなかった。
これに加えて、「高圧酸素治療」というものがあり、N病院に施設がないので近くの日赤に通うことになる。

午後から雨。
午後から高圧酸素治療を受けるため、日赤に行く。ここでも迷子になりかける。
初めての日赤。立体駐車場の上にヘリコプターが留っておるぞよ。
なんだかショッピングモール?入り口入ってすぐ鶴屋(*)があるぞよ?その先には喫茶店?さらに先にレストラン?
(*鶴屋:熊本の有名老舗百貨店)
日赤でも耳鼻科で診察、検査なく高圧酸素治療室に連行される。
治療そのものはただ寝ているだけ、所要時間2時間位。
綿の治療衣に着替え、カプセルに入って20分加圧、60分2気圧、20分減圧。
高圧酸素治療については別途書く。


終了後、N病院に戻って入院した部屋を見渡す。
病室は2名部屋。実質一人部屋。
昔、背骨を折って6人部屋に半年以上居た身からすれば、天国。
この病院の二つある建物の一方、6階建ての6階。各階に、この二人部屋が30部屋あるようだ。
夕方から点滴。200mlのピンク色と500mlが2本。
夕食は美味しかった。この病院の食事はかなり良い。
寝ている間も点滴。終わるのは明朝になりそう。
N病院は22時消灯。


2016年11月24日木曜日

発症2日目

朝、起きて、まず確認。

(やっぱ、聞こえないかー)

夢であればとか、一晩寝て起きたら耳の中の水が抜けて、とか呑気に期待してた私がバカでした。
左耳に指を入れふさぐと、右側から聞こえるはずの音が一切ありません。

車で近所(車で10分ほど)のY耳鼻科に行きました。
車に乗って運転している感じも妙な感じでした。
片方しか聞こえないというのは、音の方向が分かり難くく、聞き分けるのが難しいのです。
「モノラル」の世界は非常に不便です。
3次元(立体)の世界から1次元(点)の世界に2段階格下げされた気分です。
運転席に座ったまま車のドアを開けると、車全体が耳になったかのように感じました(左耳しか聞こえないから)。外部からの騒音で圧倒されます。。。
うへー、勘弁してくれ。


病院の受付で症状を話し、診察前に聴音検査を受けました。
(ついこの前(10/17)、人間ドックで受けたよなー)とか思いながら、ヘッドホンをつけて聞こえるとボタンを押す、を繰り返します。
人間ドックと違うのはヘッドホンだけでなく額に当てるタイプの聴音器を付けて調べたこと。
額に当てたところから何が発せられていたのかは、さっぱり分かりませんでしたけど。

そして診察。
ちなみにこの時点でも、巨大な耳垢が耳をふさいでいるだけではないかとか、バカなことを期待していました。
聴音検査の結果(グラフ)を見せられると、完全に左右の聴力が違っています。
左耳は周波数全域で20~30dbより上です。(恐らく、そのくらいの音量が聞こえる、と言う意味)
ですが、右耳は周波数の上端下端を除きほぼ全域で80~100dbまで下がってました。

「これは突発性難聴ですね」
お医者さんはなんのためらいもなく、そう告げました。
原因不明の病気で、耳の神経を活性化させるためステロイド剤と血流を良くする薬で数日様子を見ましょうということになり、その日の診察は終わり。

次は木曜に来てくださいね、という看護婦さん。
加えて、静かなところで安静してください、と言われました。
げんなりした気分で病院を出て、隣の調剤薬局に行き薬をもらって会社に向かいました。


病院でもらった説明。クリックで拡大
会社に戻って例のうるさいクリーンルームで仕事。
マジ気が狂う、とか思いつつ・・・

この日もらった薬は以下。看護婦さんの言われるまま、この日の午前中から飲み始めました。
  • プレドニン 5mg 朝4錠、昼2錠、夕2錠:ステロイド剤(合成副腎皮質ホルモン剤)抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用、代謝作用
  • メコバラミン錠500 朝昼夕1錠づつ 生体内補酵素型ビタミンB12製剤 末梢神経修復
  • アデホスコーワ腸溶錠 朝昼夕1錠づつ ATP 血流改善
  • セルテプノン細粒10% 朝昼夕1服づつ 胃を守る物質(防御因子)を増やしてくれる作用 ステロイド剤副作用予防
(各毎食後)
これらを三日分もらいました。




2016年11月23日水曜日

発症した日のこと。

私のざっくりしたプロフィールを書くと、こんな感じ
男性、40代、会社員
・・・ごく平凡。

その日、11月7日、月曜日。
連休明け、朝はずいぶん寒くなったと思いながらいつものように会社に行きました。
このところ(とか言っても、たいがい、いつもそうなんですが)忙しく、仕事上で大事な案件があり翌週山場を迎えるので、今週もがっつりやらなきゃ、とか殊勝に考えながら仕事をしてました。
お昼まではなんと言うこともなく普通に過ごしていたのですが、午後3時からの海外との電話会議の場で異変はおき始めました。
最初に感じたのは(あれ右の耳なんか詰まっちょる?)という感じ。
全く聞こえないわけではないけれど、右から聞こえるはずの声がなんか遠い。
その場の会議が終わった後も、(ん~なんか、おかしー?)感が続きました。
夕方に始まった東京との電話会議(最近は電話ではなくネット会議が多いですが)のときには、完全に(聞こえてないぞ?)になってました。

会議の内容は上の空状態。
その後、クリーンルームに入って仕事をしたのですが、単純に片耳が聞こえない、というのではなく、響き渡る地獄。

クリーンルームの中は、空調の音などが重なり合ってかなりの騒音なのですが、これが頭の中に響き渡ってきます。頭の頂点から割れそうな苦痛、、、

加えて仕事仲間との意思疎通は、相手の声が聞き取り難く、精神的に辛かったです。
夜遅く帰宅する際に上司に事情を話し、明朝病院に行くことにしました。


2016年11月22日火曜日

福島県沖 M 7.3

テレビは朝から地震一色だったようです。

自分んちにはTVはありませんが、朝から病院に行くと待合室のテレビが東北の地震を伝えていました。
午後から高圧酸素治療でしたが、酸素カプセル内から外のテレビが見えるようになっていたので、地震報道を見てました。

地震そのものよりもやはり「津波」への扱いが一番大きかったようです。午後には全ての注意報が解除されてました。
最も大きな震度は、5弱でこれによる被害はあまりなかったようです。5年前の被害を振り返ると、この地域の地震では揺れよりも津波による被害が大きかったので、今後は5年前の教訓がが今回どのように生かされたか、改善点はどうしていくか、が議論されていくでしょう。

さて、それよりも原発です。
「確認されたなか」では、被害はほとんどなかったようです。
映像を見ると、福島第一原発には1000を超える汚染水のタンクが並んでいました。



これを全部確認したのか? 数時間程度で出来るものではないでしょう。
原発は一旦事故が起これば、すべてのことが異常事態のもとで進行します。
東電の広報の人が「問題ありません」とか「異常はありません」と言っているのが、甚だ白けさせました。
地震がなくても、今は異常状態じゃないのかよ?表現おかしいだろ?と。
あの大量の汚染水タンク、どうやって管理して、処理していくんだよ。
第2原発では、使用済み核燃料の冷却プールにつながっているポンプが一時間半ほど停止したそうです。

政府は、福島原発は「制御下」にある、と世界に公言しています。
そんな虚言は国外には通用するかもしれませんが、国内では少なくない人が不安を感じています。
横暴な政府と九州電力によって再稼動されてしまった出水原発のある鹿児島知事選で、原発反対派の知事が勝利したのはまぎれもなく、この不安を政府に突きつけた国民の意思です。政府も九州電力もこのことをかなり軽く見ています。

南米あたりでふんぞり返っている安倍君には、今回の地震を見て、「制御下にある」という言葉の本来の意味を学びなおして欲しいものです。


(2013年8月22日の新聞記事より)







突然

突然ですが、しばらく入院してました。
入院してました、って過去形で書くので今現在は退院し、通院中です。

事故ではありません。
自分にとってはあまりに突然のことで偶発的な「事故」のようにも思えました。
病気で入院なんて、これまでの人生で一度もなかったのでちょっとドキドキしました。
さすがに年齢を考える歳になったということでしょう。(今更?)
病名だけ聞くと、どこかの芸能人みたいですが、病名を聞くのと実際にかかったのでは、これほど違うのか、と思うこともありました。

発症して、病院に行き、その後10日間の入院を経て、完治はしていませんが一旦退院しました。
現在までの、そしてこれからの経過を記録しておこうと思います。
さすがに、今回ばかりは「いいネタが出来た」とばかりに能天気に喜んでいられない心境です。。。

おっと、病名を書き忘れるところでした。
お医者さんに言われたのは「(右)突発性難聴」でした。
この病気は、

1/3が完治、

1/3が部分的回復(聴力が完全には戻らない)、

1/3が難聴のまま(聞こえないまま)

だそうです。

つまり、発症後7割の人が後遺症が続く、もしくは聞こえないまま、と言う病気です。
既に21世紀の真っ只中ですが、未だに原因不明の病気であり、これと言った治療法は確立されていません。
現在、一応退院はしましたが、聞こえの具合は良くないです。(まだ、右耳があまり聞こえません)

若い人や、発症後の対応が早いほど治りが良いらしいですが、自分はもう若くないからなあ。
なにしろ、まだ進行中なので、結果は分かりません。
むしろ、完全に回復する確率のほうが少ないので、ハッピーエンドは望めません。
とはいえ、経過を記録しておくことは大切だろう、と考えました。
カテゴリーに「突発性難聴」を追加しました。
もし、このキーワードをたどってきた方は、カテゴリー別にしてたどったほうがいいかもしれません。
経過記録以外は普段どおりのブログのままにするつもりです。

誤解しないように書いておきますが、本人は(片耳が)聞こえない事に関しては思ったほどショックではありません。(たぶん)
不幸のどん底、みたいな気分はありません。全く音のない世界へようこそ、ではないしね。
よほど、15年前に背骨がぐちゃぐちゃになったときのほうが「まだしも」ショックだったので、それに比べれば、ということもあるかもしれません。
ですが、人と話すのが、今まで以上にいちいちめんどくさい、と思うようになりました。

ここしばらくは発症から入退院の記事が続きますが、ご容赦を。


2016年11月6日日曜日

はっえー、さっみー

あれよあれよと言う間に11月になってしまいました。

仕事がヤバイ、忙しい、という言い訳をタイトルに込めて見ました。(って、ぜんぜん込もっとらん)
TOP画像だけ変えましたが、これも昨年の今頃、TOP画像にしようとした奴です。
まさかの復活。
車を買い換えて10月末でちょうど1年経ちました。
すこぶる快調。寒くなったせいか、燃費はオチ気味ですが致し方ありませぬ。
(それでも、JC08の表示値より10%増し、くらい。)
走行距離は1万9千近く。この間、2ヶ月くらい日本にいなかったですが、関東往復2回もやっとるけんのー。

仕事のほうはあと一ヶ月くらい、この状態が続きそうなので今月もあまりアップできんかも。


2016年10月10日月曜日

いちまるいちまる

3連休のうち、昨日までは仕事で会社。今日が晴れててよかった。

昔から10月10日は晴れの特異日という印象がありましたが、そのジンクス?は堅く守られたようです。すっきりとした青空と乾燥した空気は、まさに秋でした。
10月になって早くも1/3が過ぎましたが、恒例のTOP画像更新しました。
山鹿の番所の棚田にある彼岸花です。
って、家の近所の彼岸花はすでに花が散ってます、、、。

ちょうど今は稲刈りの時期。今日もあちこちで稲刈り風景を見かけました。
4月中旬に地震があって早くも半年になろうとしています。
ちょうど田植えの時期だったし断水とかあって心配しましたが、北部のほうはむしろ豊作だったんじゃないですかね。
熊本南部はどうなんでしょうか。。。
おまけに阿蘇の噴火まであるし。
風の向きのお陰で、熊本市内のほうには阿蘇の噴火の影響はありませんでした。
むしろ、そんなのあったんだ、くらいの認識。噴火と降灰の影響は、大分のほうにありそうで心配です。






2016年9月30日金曜日

それからの三国志 内田重久

(2015.2.10~4.5 読了)


三国志で描かれるのはたいてい孔明の死までです。
最終的なクライマックスを孔明の死という主人公の悲痛な死で迎え、
頼りない主君劉禅と、孔明と比べれば質も下がり、数も多くない人材しか残っていない蜀の前途を、絶望と憂いの中で物語は終わります。
読者はただ、三国の結末を簡潔に述べた文章でしか知ることができませんでした。


三国は、晋一国となった。
(吉川英治 三国志 より)


その後の世界がどのように移ろい、あれほど人材に恵まれ優秀な君主が続いた曹一族の魏すらも残らず、三国のどの国でもない晋が統一を果たしたのか。
興味がない人はいなかったと思いますが、意外とそれを扱った小説を見たことがありませんでした。
今回読んだ本はその欲求を満たし、なおかつ文章にけれん味がなく素直に読める小説でした。
特にその時代の文化などを細かく調査し、著者の分析を交えて綴られています。この随筆風の説明や描写が、その時代の状景に彩を加えて浮かび上がってきます。
その調査内容も深すぎず浅すぎず、程よいバランスでちりばめられている。
これと似たような感じで、司馬遼太郎氏も程よく「余談だが、・・・」と入れてきます。
ま、司馬さんの場合、余談がひとつの短編くらいのボリュームになることもありますが。
この本の主人公が誰かと言えば私は姜維だとおもうのですが、本作の山場は蜀滅亡のくだりでしょう。
蜀を滅亡させる2人の名将、鍾会と鄧艾の相克と、鄧艾が秦嶺を超え四川盆地にいたるまでの経緯、そして蜀の降伏。
実はその滅亡間際では主人公姜維は剣閣に篭り、大軍を率いる鍾会と持久戦の構えをとっており活躍する場はほとんどありません。
鄧艾に虚を衝かれ、先に成都が落とされ劉禅が降伏したため、彼もやむなく眼前の鍾会に降伏します。
むしろ、蜀滅亡後に鍾会をたぶらかして蜀漢再興を狙いあれこれ手を尽くすのですが、、、、。
なかなかドラマチックで、見ごたえのある部分です。
驚いたことにこの本の著者は本職の小説家ではありません。メーカー勤務のサラリーマンだったそうです。
この本の前身となる本を、ただひたすら三国志が好きだった、というだけでサラリーマン時代に自費出版しています。
わたしはなかなか傑作だとおもいました。




2016年9月25日日曜日

レッド



この週末、映画「レッドタートル ある島の物語」を見に行きました。
すごく良かったです。映画の最後で、いろんな思いがあふれてしまって涙がこぼれました。
感想は後日。

以前行った、「山鹿の番所」に彼岸花を見に行きました。


行きすがらのみちみちにも、彼岸花は咲いており、秋を感じさせる風景になってました。
「レッド」タートルとあわせて、「赤」、がキーワードとなった週末でした。

颱風「鮎魚」(メーギー:17号)が近づいてます。
でかいです。衛星写真で見ると台湾がすっぽり覆われて、一部の雲が九州までかかる大きさです。(25日21時30分の映像)


また台湾を襲いそうです。前の颱風もかなり激しかったのに、またかよ、って思います。
十分に準備と警戒をして欲しいです。
ちなみに、台湾はこういう場合、国があらかじめ全土に警戒連絡を行って「休日」指定をします。その連絡があると、台湾全体がお休みになります。

鮎魚、と書いてメーギーですが、韓国由来の名前です。
中国読みをすれば「鮎魚」ですが、日本の鮎とは違います。
なんと「ナマズ」のことなんです。意外ですねえ。

ここ数日、熊本含めて地震の発生が激減しています。
このまま無くなってしまえばいいのですが。


















2016年9月23日金曜日

梅酒に

この夏、自分はちょっとした梅酒ブームでした。
この梅酒に牛乳混ぜると意外に旨い!って最近分かりました。
んで、ググったら、かなり一般的だったことにショック Σ(゚д゚;)

・・・で、今凹んでます。。。 


2016年9月22日木曜日

愚弄されてるんだけどね

昨日、こんなニュースがありました。

<日銀>長期金利に目標導入 マイナス金利副作用配慮
◇金融政策決定会合で賛成多数
 日銀は21日の金融政策決定会合で、国債の金利を一定水準にコントロールする「金利ターゲット(目標)」を新たに導入することを賛成多数で決めた。

と、

<もんじゅ>高速炉開発へ新会議 官民が連携 関係閣僚会議
◇新方針が決まり次第、もんじゅ廃炉を正式決定へ
 政府は21日、首相官邸で原子力関係閣僚会議を開き、日本原子力研究開発機構(JAEA)が運営する高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)に代わる新たな高速炉の開発方針を年内に策定することを決めた。

です。

この二つは現政権(もしくは官僚)の「無能力」を示す象徴と言っていいでしょう。
ここまでいくと犯罪レベルですね。

今の方針がうまく行かないなら、振り返って根本的に戦略を変える必要があると思うのですが、現在の失敗の上に新たな目標を立てることで、失敗をうやむやにしています。
まるで、これ。



っていうかさー、いい加減みんな気がつくだろうけどさ? おめでたいよね。
(ちなみに、走らされてるのは言わずもがな、日本人ですよ。)




2016年9月21日水曜日

国東半島を巡る旅(2016夏) その5

昨年夏、戦跡および磨崖仏めぐりに国東へ行きました。
今年、「ふっこう割」という便利なものがありましてね、また国東半島に行ってきました。

杵築城址を後にして、街中にきました。
珍しい町割と武家屋敷が残っているらしいのです。



(2016.7.31 飴屋の坂 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/160)
町なかにいくつか無料の観光駐車場があります。
そのうちの一つ、飴屋の坂の隣にある駐車場に車を停めました。



(2016.7.31 谷町界隈 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/250)
街中はわりと閑散としていますが、静かな感じで自分は好きです。
あんまり人がわらわらいると車を停める気が失せるんですよねえ。。。



(2016.7.31 酢屋の坂 by α6000 E 16-50mm 16mm F 10 ISO100 1/100)
さきほどの飴屋の坂を上る台地が南台、こちらの酢屋の坂を上る台地が北台と言います。
杵築の町割りは、この北台、南台の台地上に武家屋敷が並び、台地にはさまれた谷あいに町人の住居が置かれています。
杵築は坂の町といっていいです。



(2016.7.31 酢屋の坂から塩屋の坂 by α6000 E 16-50mm 16mm F 10 ISO100 1/100)
酢屋の坂を上がって北台上から南台を眺めたところです。左手は武家屋敷の大原邸のし漆喰の壁です。
大原家は杵築の能見松平家で一時は家老職を務めた家だそうです。



(2016.7.31 杵築観光MAP by α6000 E 16-50mm 28mm F 7.1 ISO100 1/250)



(2016.7.31 北台武家屋敷 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/125)
左手は大原邸の長屋門。上級の武家屋敷がそのまま残っている感じで、この界隈は非常に良い雰囲気です。



(2016.7.31 能見邸 by α6000 E 16-50mm 16mm F 8.0 ISO100 1/100)
大原邸の隣は能見邸。
主家が能見松平家、ということで想像がつきますが、能見家は御一門の家柄だそうです。



(2016.7.31 能見邸内Cafe台の茶屋でかき氷 by α6000 E 16-50mm 16mm F 4.0 ISO200 1/60)
大原邸は有料ですが、能見邸は無料で中に入れます。
また、屋敷を利用した「台の茶屋」というCafeがあります。暑かったのでミカンテイストのカキ氷で庭を見ながら一息。



(2016.7.31 塩屋の坂遠景 by α6000 E 16-50mm 50mm F 9.0 ISO100 1/125)
もと来た道を戻って今一度南台を眺めたところ。
赤い日傘がポイントです。


(2016.7.31 酢屋の坂 by α6000 E 16-50mm 41mm F 9.0 ISO100 1/125)
武家屋敷を観光ポイントにしている杵築市。
浴衣に着替えられるサービスがあるそうです。
外国人が利用している姿を良く見かけました。
石畳を見ているだけでは暑苦しいですが、なかなか風景に合います。
江戸時代をカラフルに再現すれば、こういう風景が真を突いているんじゃないかと思います。背景の車は余計ですが(苦笑


(2016.7.31 塩屋の坂から酢屋の坂 by α6000 E 16-50mm 16mm F 11 ISO100 1/125)
塩屋の坂を上って南台に来ました。うねうねしています。
武家屋敷を丁寧に保存し観光資源にしている杵築市の取り組みは素晴らしいです。
空港から近いので、外国人にとってはきっとアクセスしやすいと思うのです。
大分出身ですが、大分の武家屋敷と言って有名なところがあるのかさえ思い起こせません。佐伯は養賢寺界隈に名残がありますが、いまいち。
中津も武家屋敷はそれほどでもなかった。
行ったことはないが臼杵や竹田にはあるのだろうか。
「大分県、武家屋敷」でググると自分のPCの場合は「杵築」が筆頭に上がります。
やはり、大分有数の武家屋敷群なのでしょう。
なかなかに見ごたえがあり、非常に良い雰囲気でした。

お昼ごろに杵築を出て熊本に帰りました。
二日目のルートはこのようになります。(↓)




熊本市内にたどり着いたのが午後2時過ぎ。
外気温計、37.5℃って、暑ッ!

当初の見込みどおり、このドライブ中は給油することなく終えました。
エアコン付けても長距離運転ならワンタンク、700km行けるのはドライブ好きな身にとっては財布にやさしくありがたいです。途中渋滞が全くなかったのも高燃費を出せた要因です。

なかなか、国東は見所いっぱいでした。
別府をベースにすれば、大分観光の大きなポイントになると思いますね。
次に行くときは季節を変えて行きたいですな。








2016年9月20日火曜日

颱風「馬勒卡」(マラカス:16号)2016 その2

夜中遅くまで雨が降っていたようですが、明け方には既にやんでいました。
熊本市のほうは風も雨もたいしたことなかったように思います。(少なくとも市北部では)

昨日(9/19)のお昼ごろのひまわり画像を見るとまだ目がはっきりしていました。


昨日の夕方のレーダー画像を見ても上陸の直前まで目が残っていたようです。


今日(9/20)の夕方のひまわりを見ると、颱風が前線の雲ごと西に行ってしまった観があります。
ですが、熊本は今日一日、ずっと曇りでした。
台風一過の晴天にはなりませんでした。
おまけにかなり涼しかったです。颱風過ぎた後にしては珍しいですが、その代わりに進出してきたのは南の風ではなく大陸の涼しい空気。秋の空気です。


今夕方は、颱風の中心は愛知県静岡県あたりですが、雨雲の中心は颱風の進行方向側に密集。元からあった前線の雲と合わさったようになっています。
このため、関東甲信越方面が大雨。夕方のラッシュ時に大雨直撃です。


さて、今週末熊本は晴れそうだと、予報が出ています。期待しましょう。




















2016年9月18日日曜日

今年のNHKの大河は期待はずれだったらしい。


真田家の大河ドラマ、好調らしいですね。自分は視てませんが。
ただ、少し気になる記事があったのです。
最近、犬伏での家族会議の模様がドラマで放映されていたらしいのです。
真田家を扱う上ではこの会議は超重要ですからね。数少ない重要な山場の一つと言っていいでしょう。
その後にこれまた山場の第二次上田合戦に続きます。
これはできれば前編後編の二話くらいやったほうがいいでしょうね。(第一次上田合戦も二話くらいやっていい。戦闘準備段階でもう一話追加しても良い。)

んで、関が原。
ま、これは真田家には直接絡まないんで、結果だけでいいでしょう。

・・・。

・・・と誰もが思ったはず。

実際、テレビでもそういう展開だったらしい。それが、なんと「衝撃的」とか「大きな反響」とか、「超高速関ヶ原」「関ヶ原を1分で終わらせた」「大河史に残るぶっ斬り」「何この斬新すぎる大河ドラマは!」とかとか。

いやあのね。
どう考えても真田家にとっての関が原なんて、そんなものでしょう。
加藤清正とか、黒田如水とか、伊達政宗あたりが主人公でも関が原なんて秒殺でいいでしょう。
むしろ、上田合戦が1話で終わったほうに突っ込まんかい。
なんかよく知らんけど、小田原攻めもかなりの話数を裂いたらしく。そっちも突っ込みどころ満載でしょーに。(北条攻めに関して真田家はきっかけに使われたに過ぎないので。)
その流れで行けば、「関が原」もお金かけて(エキストラたくさんいるから金かかる)やるべきでしょう。なんせ真田信繁の岳父が壮絶な「男の死に様」って奴を見せますからね。後の信繁の生き様を語る上で、絶好の伏線になりえますから。

それをしなかったのって、お金関係じゃないの?
真田丸って、聞けば聞くほど視る気が失せます。。。。


2016年9月17日土曜日

颱風「馬勒卡」(マラカス:16号)2016 その1

今日の日中は久しぶりに太陽と青空を見た気がしました。
洗濯がはかどる。

しかし、晴れ間もつかの間。
夜になるとまとまった雨が降り出して、さっきは雷も鳴っていました。
また秋雨前線か。


秋雨前線君はマスター颱風から離れてはいますが、あきらかに遠隔操作を受けているに違いない、というのがよく分かるひまわり画像です。



この結構大きなマスター颱風は、現在南西諸島の北方沖合いを進んでいます。
アジア名はその名も「マラカス」
フィリピン由来で、ずばり、「強い」という意味だそうです。タガログ語の「malakas]
この逆はマヒーナ(mahina=弱い)

少し前までの予報では、この週末~3連休中に九州に来そうでした。
が、颱風の速度が思った以上にゆっくりで、九州到着がずれ込んでおります。
週明け火曜日の夜に上陸しそう、というのが現在の予報です。
刻々とマスター颱風の動きに変化があり、マスターのスケジュール予報が変わります。天気予報は日々チェックしたほうが良いです。

72時間の予報円ですが、なかなかでかい。